パソコンで表示されるアダルトサイト登録完了の料金請求画面を削除する方法として、Yahoo知恵袋や教えてGooなどのQ&Aサイトの回答、個人ブログで名前を目にするsasi40さんのワンクリウェア駆除ツール(test版)の使い方やインストール方法をまとめてみました。
駆除ツールのダウンロードと基本情報
sasi40さんのワンクリウェア駆除ツール(test版)のダウンロードページ。
サイトには更新停止中と書かれて、あちこちリンク切れが発生していますが、駆除ツール自体はダウンロード可能です。
「ダウンロードはここをクリック」と書かれた文字をクリックすると、駆除ツールを圧縮してある「YAGV6RT6UO.exe」がパソコンに保存できます。
Internet Explorer 11でネット上のサイトからダウンロードしたファイルは、初期設定で「ダウンロード」フォルダーに保存されます。
作業しやすいようにデスクトップなどに移動するか、好みの場所に保存してください。
任意の保存場所に変更するには、Internet Explorer 11の「ツール」→「ダウンロードの表示」→「オプション」でダウンロードした時の場所を自分で設定できます。
駆除ツールの特徴
主にWindowのmshtaやvbsを悪用したワンクリックウェアに対応した料金請求を促す画面表示を消すバッチ形式のツール。
コマンドラインからピンポイントで1つずつ解析して、感染したファイルやレジストリの削除を行うものです。
ツールが未対応の場合は有効に働かない反面、大事なフォルダやファイルなど、やみくもに削除しないよう慎重に作られています。
動作環境や開発履歴
対応機種はWindows XP/Vista/7、駆除ツール配布サイトにはWindow7までしか記載は無いですが、ネット検索するとWindow8の動作報告もあります。
開発履歴は2006年頃から一般公開されて、2012/03/04が最終更新バージョンです。
注意事項
コマンドプロンプトで順番に連続処理を行うので、プログラムが実行して停止するまで、少し時間がかかります。
インストール方法
sasi40さんのワンクリウェア駆除ツール(test版)最終更新バージョン2012/03/04
Windows7、32ビットで動作確認。
配布サイトからダウンロードした「YAGV6RT6UO.exe」をダブルクリックすると、管理者レベルのアクセス許可を必要とする変更が行われるときに通知するユーザー アカウント制御も許可をだすか聞いてきます。
インストールするには「はい」を選択してクリックします。
セットアップ画面が表示されてインストール開始の確認画面が表示されますので「はい」を選択してクリックします。
ワンクリウェア駆除ツールの入っているファルダの展開先(解凍先)を指定します。
書庫名でフォルダを作成にチェック入れてOKを押すと「YAGV6RT6UO」というフォルダが作られます。
そのまま展開が完了すると、「del_1cw」という名前のファルダが作成されて、すぐに開くか聞いてくるのでお好みで選択します。
フォルダを開いた時に「プログラム互換性アシスタント」が表示される場合があります。
これはソフトのインストール時にWindowが推奨する動作や条件を満たさない場合に表示されるものです。
インストールしたのに「プログラムの追加と削除」に項目が追加されていなかったり、アンインストールする手段が提供されていない場合にも表示されます。
sasi40さんのワンクリウェア駆除ツール(test版)はバッチ形式なので、初めからプログラムの追加に登録はしません。
正しくインストールされていても、表示される場合があるので「このプログラムは正しくインストールされました」を選択します。
また「推奨の設定を使用して再インストールする」を実行すると互換モードでもう一度インストール処理が実行されます。今回の場合はもう一度展開(解凍)されます。
「del_1cw」内には駆除ツールのファイルが入っています。
駆除ツールの使い方
Window Vista、7以降の場合はフォルダを開いてバッチファイルの「vista1.bat」を右クリックから「管理者として実行」で動かします。
コマンドプロンプトの黒い画面が表示されて、キーボードの「Enterキー」を押すと、駆除ツールのプログラムが実行されます。
画面の左上にが「作業中…」と表示されるので、プログラムが止まるまで、そのまましばらく待ちます。
プログラムが終了すると画面の左上に「終了しました」と表示され、キーボードの「Enterキー」を押すと、コマンドプロンプトの黒い画面が閉じます。
フォルダ内には「LOG.txt」などのテキストファイルが作成されます。対応していれば、料金請求を促す画面表示が消えているはずです。
次に「vista2.reg」を右クリックから「結合」を実行します。
ユーザーアカウント制御が表示される場合は「はい」を選択します。
レジストリエディターへの追加する画面が表示されて「はい」を選択すると正常に結合されましたと表示されます。
最後にパソコンを再起動して作業は終了です。
アンインストール方法
アンインストールは展開したワンクリウェア駆除ツールのフォルダをゴミ箱に入れて削除するだけです。